びっくりしたー

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祖父へ

昨夜、祖父の息が止まりそうになっていわゆる危篤になりかけました。
終電に乗って、他県の病院に搬送された祖父の病院に夫の許しを得て駆け付けました。
電車の中で、ひたすらにどんな状況なのか、どうしてこんなことになっているのか、血の気が引いて意識が遠退きそうな中でも必死に座席に座って焦る心をなだめながら時間を過ごすという体験をしました。

私、祖父が大好きです。
結婚したころ、もうすでに認知症が進んでいて夫を紹介することはできませんでした。
でも、結婚したことは指輪を見てわかったようで「おお、良かったな。幸せになるんやで? どんな亭主だ?」と言葉を必死に探しながら一生懸命話を聞いてくれました。

一瞬先になれば、前にあったことはなかったことになるのは承知していましたが、祖父は「そうか。ところで、いい指輪をしているな。ああ、結婚したのか、幸せになるんやで。それで、どんな亭主だ?」と話題はループしましたが、とても幸せな時間でした。

祖父と私はとても仲良しでした。
今でも仲良しです。
幸い、危篤状態からは脱しましたが、予断を許さない状況です。
ねえ、いま息があるうちにここに書きますね。
ありがとう。
すごく、私は結婚して幸せだし、貴方の孫であることが幸せです。
ありがとう。

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