ごめんなさい、そしてありがとう

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元彼

お付合いをしていた彼へ。

私は幸せでした。

初めてお付合いをしたあなたとは、何もかもが初めてのことばかりで楽しかった。
高校を卒業して、やっと自由に好きなことができるとワクワクしていた私と、私が卒業したらすぐにでも結婚しようとしていた結婚願望の強いあなたとは話が噛み合うわけもなく、なんでお別れをしなかったのか今でも不思議。
居心地が良かったのは間違いない。友達みたいな兄弟みたいな、実際に兄妹と間違われる事もあったし、本気で喧嘩をしても何もなかったかのように元通りになっちゃうし、初めて会う人にも二人の雰囲気がいいと褒めてもらう事も多々。嫌な思いをしたことがなかった。
当時は、何があっても、あなたが居ることが当たり前だと思ってました。
でも、どうしても結婚する気にはなれず、私から別れ話も何度もしてるのに、きちんとお別れできなった事を申し訳なく思ってる。
傲慢だったと思い返す度に反省と感謝の気持ちでいっぱいになる。
傷つけてでもきちんとお別れするべきだった。あなたのために。
十年くらいのお付合いの半分以上は一緒に暮らして、傷を深くしてしまったと今でも事ある毎に思い出します。
ごめんなさい。
こんな私にウェディングドレスを着せてあげたいなんて言ってくれてありがとう。
もう、十年以上経つけど、あなたといたみたいに心地よく日々を過ごせる人にはなかなか出逢えないものですね。
結婚願望があんまりないからかな笑
あなたからのあの言葉、宝物です。

幸せな家庭を築いておられますように。

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