絆を深める勇気をくれた

みちこさんへ

私たちは来年の春から社会人になる大学院生です。同じ大学に通いながら同じ就職先に決まったみちこさんは、大学1年生の時に英語の授業で同じになった程度で、それ以来関わりはありませんでした。就職活動で再会し、みちこさんの誰とでも仲良くなれる明るくてオープンな性格を思い出し、同じ就職先を目指していることを嬉しく感じました。

実際にお互い同じ企業に内定をいただくことができ、喜んでいたのもつかの間、みちこさんは「すぐに内定者で集まって旅行に行こう！」と言い出しましたね。まだ会って2回目程度の相手もいる中、私はいきなり旅行に行くことに当時はあまり賛成できませんでした。気まずくなったらどうしよう、あまり合わない相手もいたらどうしよう、と考えてしまっていたのです。

それでもみちこさんは、「絶対に楽しいから！」と言い張り、どんどんと計画を立てて行きました。私も断るわけにもいかず、共に計画を立てながら不安な気持ちを抱いていました。
いざ旅行に行ってみると、全員気が合う相手しかおらず、本当に楽しい旅行になったのです。短い期間ではありましたが、何年も一緒にいる友人のような間柄になることができました。

旅行の帰り際、みちこさんはわたしに、「私も不安だった。仲良くなれるかな、とか、うまくいかなかったらどうしようとか。でも、そう思って関わらなかったら絶対に仲良くなれないでしょ。みんなこれから関わる仲間だから、きっと大丈夫だって信じることにしたの。」と打ち明けてくれました。

彼女のこの勇気が、私たちの絆を0から一気に深めてくれ、来年からの社会人生活が楽しみになりました。私1人では絶対にできなかったことだと思います。

みちこさん、本当にありがとう。

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