- 06 夫・主人へのありがとう
- 2018.09.05
いつでも私を支えてくれるパパへ
パパへ
あなたと結婚し、妊娠をした10年前。
毎日が幸せに満ち溢れ、我が子の誕生を今か今かと待ちわびていた毎日。
妊娠生活も順風満帆ではなく、妊娠して喜んですぐの切迫流産。
この子を失ってしまうのではと落ち込んだが、なんとか妊娠を継続。
その後には壮絶なつわりを乗り越えようやく迎えた臨月。
臨月最初の検診で、先生に言われた一言に耳を疑いました。
「赤ちゃんの心音が聞こえません。」
「このままでいては、母体に危険が及ぶので早く出産しなければなりません。」
先生が何をいっているか全くわからず、すぐに入院日を決められました。
現実味もなくすぐに入院日。
普通分娩で出産。
初産で時間がかかってようやく生まれた我が子は、泣くこともなく静かに生まれました。
家族に抱かれ、すぐに葬儀の準備。
病院では、赤ちゃんの泣き声が1日中止むことはありません。
葬儀を滞りなく終え、火葬場へ。
出棺をしたとき、本当にこれが現実なんだと、初めて大声で泣きました。
きっと私と同じくらい辛く悲しいはずなのに、何も言わず私を抱きしめていてくれたあなた。
慰める言葉は何もなく、ただじっと抱きしめてくれました。
病院を退院した後、赤ちゃんはいないのに私は産後。
1人落ち込み、自分のせいだと責め、ふさぎこんでいました。
毎日我が子を思い涙しました。
親戚や周りの人は、
「若いからまだ子供は出来る。」
「逆子体操が悪かったんじゃないか。」
慰めてるつもりでしょうが、傷ついていて私にあなたは、普段と同じように接してくれました。
それがどれだけ私の心を落ち着かせてくれたか感謝の気持ちでいっぱいです。
あれから時がたち、私たちの元には3人のかわいい子供たちがいます。
妊娠するたびにつわりを乗り越え、出産が近くなれば不安になる私のそばにはいつもあなたがいてくれました。
私をママにしてくれて、そしていつも支えてくれてありがとう、パパ!!