いつも話を聞いてくれてありがとう

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お兄ちゃんへ

私は今年の春から大学に進学し、実家を離れて一人暮らしをしています。一人暮らしを始める前も、始めてからも父さんとお母さんには何度も「ありがとう」を伝えてきました。でも、どうしてもお兄ちゃんには「ありがとう」を伝えられていません。

私たち兄弟はそれほど仲が良いわけでもなく、かといって仲が悪いわけでもなく、なんともいえない微妙な関係でした。家ではおしゃべりしたり、一緒にテレビを見たり、ゲームをしたりするのに学校でたまたま会ったときはお互いに気づかないふり、他人のふり。特に高校生になってからは、外で会うのがなんとなく気恥ずかしくて学校では会わないように避けていました。そんな微妙な距離感だったけど、実はお兄ちゃんにはたくさん感謝しています。

お兄ちゃんは頭が良くて、周りの大人や友達に「〇〇ちゃんのお兄ちゃんすごいね!頭いいね!」といわれることが度々ありました。それは、私にとっては誇らしいことである一方で、プレッシャーでもありました。お兄ちゃんと比べられるのだから、自分も頭良くならなくちゃ、と。お兄ちゃんは、私にとって最も身近な「目標」であり「ライバル」でした。対抗心からがむしゃらに勉強するうちに、少しずつ「学ぶこと」の楽しさに気づいていきました。お兄ちゃんに引っ張られて、自分も勉強を頑張ることができました。ありがとう。

運転免許を取ってからは、私の塾の送り迎えをよくしてくれていました。車の中は唯一二人っきりになる時間で、なんかむずがゆい感じもしたけど楽しい時間でもありました。友人関係の悩み、受験勉強の悩みなど親には話せない悩み事でもお兄ちゃんには話すことができました。時には共感し、時にはアドバイスをくれました。ああやって愚痴を吐き出せる場所があったのは本当にありがたいことなんだなと最近になってやっと気づきました。

普段は「もっと優しくてイケメンなお兄ちゃんがよかった!」なんて悪態ついてるけど、本当はたくさん感謝しています。
あなたのおかげで今の私がいます。本当にありがとう。恥ずかしくて直接言えないダメな私を許してください。

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