こんな私でもずっと愛してくれてありがとう。

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死んだ父と入院中の母

学生時代は両親に反発して、お酒やたばこ、ケンカなどを重ねて散々泣かせてしまいました。
それでも、私は本当は優しくいい子なんだと信じ続けてくれて愛し続けてくれた両親。
ぶたれたことも、出て行けと怒鳴られたことも幾度かありました。
でも、決して見捨てずに、そんなに豊かではなかったのに私立大学まで行かせてくれました。
当時はそれほど感じなかったのですが、自分が結婚して子供を持ち、そして離婚して仕事に追われている今になって、ようやく両親の愛情に気づきました。
遅いですね、もっと早く気づいて恩返しをしたかったと後悔しています。

父は私が離婚する前に、交通事故で亡くなってしまいました。
その時になって「親がいること」の有難さを痛感しました。
それからは、残った母が死ぬまで親孝行をしたいと思うようになりました。
決して寂しい思いはさせたくない、大したことはできないけれど、常に気を配ってあげたい、そう思っています。
長生きしてよかったと、そう思って穏やかな気持ちで暮らしてもらえることが、今の私ができる恩返しだと思っています。

今、母は腰の手術で入院しています。
自分が入院中なのに、いつも出る言葉は「体に気をつけて」「ちゃんと暮らせてる?」と私を心配する言葉ばかり。
幸い経過は良いらしく安心していますが、なるべくお見舞いに行って優しい言葉をかけてあげたいと思います。
前のように歩けるようになったら、一緒に温泉行こうね!

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