- 01 お母さんへのありがとう
- 2018.07.12
幸せをありがとう
小林つみき
お母さんへ
わたしの小さい頃には、学生時代の苦労話を聞かせてくれた母。お化粧もせず、義両親との関係に苦労している姿を見て育ちました。
大人になってからは、父と離婚して一人で妹と弟を支えてくれた母。妹と弟も成長して独立した今、お母さんは疲れやすく、小さくなった気がします。
ずっとお化粧をしてこなかったから、眉毛も一本線で描き眉尻も二本ある、チークもおてもやんになってしまう母。自己流のお化粧を直そうと、何度伝えても変わらない母。ダジャレが好きな母。趣味は子育てと言っていた母。
わたしももうすぐ40になります。お母さんは幸せだったのでしょうか。わたしは母のもとに生まれてとても幸せです。今は地元を離れてしまったけれど、毎年母に会いに帰るのを楽しみにしています。
一人暮らしを始めた頃、毎週電話をしてきて「生きている?」と聞きましたね。あの頃は煩わしいと思ったけれど、子を思う親心だったのですね。放任主義だなんて嘯きながら、どんな進路でもわたしの思うようにさせてくれたこと、感謝しています。妹と弟も、そうじゃないかな。
お母さん、いつもありがとう。これからもずっと、長生きしてね。
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