就職活動を通していろんなことに気づきました、ありがとう

お母さんへ

小中高大と今まで学校に通うなかで、いい成績を取ろうというきっかけを作ってくれたのは、間違いなくお母さんでした。

無理やりレールを敷かずに、やる気のない時は放っておいてくれて、なおかつ良い成績が取れたら存分に褒めてくれた。いわゆる放任主義。
もっと成績を上げたいから何々の塾に行きたいと言えば行かせてくれて、国公立大ではなく私立大学のあの学部に行きたいと言えば何の反対もなく行かせてくれて、留学にいきたいと伝えれば貯金を崩してくれた。
決して裕福な家庭じゃないし、お父さんとの関係も良くないし、収入不安定なのに、やりたいことはすべてやらせてくれて、後は見守ってくれた。

そして就職活動。私にとって人生最大の挫折。
自分で言うのもなんだけど学歴も英語のスコアも肩書きは申し分ないはず。なのに大きいところに受からなかった。ごめん。
お母さんは「幸せに暮らしてくれさえすればいい」というけど、就活が終わった今の時点ではそれさえかなえられそうにない心模様。
それでも徐々に自分を作り上げていくから、それでお母さんに絶対親孝行するから。それだけはブレない。

就活で苦しんでる時、学生として自分がどれだけ恵まれていたのかを知った。
好きなことには常に扉を開けてくれていた。私は”就職”のためにそれを上手く伝えられなかったけど、自分の子どもにも同じように扉を開いておこうと思う。

お母さんは私にとってベストな子育てをしてくれたお母さん。これ以上いい方法はなかったと思う。
これからは私が支えていきます。ありがとう。

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