母になって分かる母の大変さ

母親へ

自分が子どもの時はやってもらうのが当たり前、守ってもらうのが当たり前、作ってもらうのが当たり前。
お母さんの家事・育児に対して、正直そんなに感謝の気持ちを持っていなかった。

でも、自分が結婚し、家事をやらなければならなくなった時、思ったことは『面倒くさーい』。
毎日毎日、朝昼晩と献立を考えて料理を作って、食料品だけではなく日用雑貨の買い物も行って、掃除に洗濯。
きれいになったと思っても、数日たつとすぐに埃はたまり、ご飯を作ってもすぐにまた次のご飯の時間がやってくる。

やったことに対して対価は払われないし、ごくたまに「ありがとう」の言葉があるぐらいで、報われない仕事。
子どもが生まれたら更に自由にならない時間の中での家事・育児。
足を捕まえられながら掃除機をかけ、「ママー」と泣いてる中で急いでご飯を作って、自分の食事はいつも冷め冷め。
トイレすら自由に行けない日々もあったり、本当に母親は大変。

ちょっとぐらいママに感謝しなさいよ！ママのありがたみ分かってる？と思ってしまうこともあるけれど、お母さんはそんなことおくびにもださなかったよね。
私はすぐに子どもにイライラしちゃうけど、お母さんが私たちにイライラしていた記憶は全くないよ。
いつも寛容な心で接してくれていたのかな。

それに作った料理を褒めてもらうことがこんなに嬉しいって、毎日作る側になって初めて気づいたよ。
お母さんは料理上手と思っていたけど、もっと言葉に出して言えばよかったな。
『美味しいよ、ありがとう』って。
子を持って初めてわかる親のありがたみって聞くけど、本当にその通り。
ここまで私を育ててくれて本当にありがとう。
たくさん困らせることをしてごめんね。
私も子どもの手が離れてきたから、これからは母娘でたくさんお出掛けしようね。

お気に入りに入れる