義父母が楽しみにしていた娘の運動会

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夫の両親へ

私は夫の両親と同居しています。
夫の両親は私たち夫婦の娘をとても可愛がってくれていて、働く私にかわって子供たちの面倒をみてくれることもしばしばです。
そんな義父母が一年のうちで一番楽しみにしているのが娘の運動会です。
義母は早朝からお弁当作りにはりきり、義父は大きなカメラをかまえて娘を撮影しながら義母と応援するのが毎年の恒例でした。
しかし今年は子供たちの学校でもあらゆる行事が中止になりました。
運動会も中止になるだろうと思っていいたのですが、先生方の努力と工夫により行われることになりました。
規模を大幅に縮小し、学年を分けての開催とのことでした。
義父母は「内容が縮小されても開催されるなら本当に良かった」と大喜びをしていました。
ところが運動会の前の週になってさらに条件が追加されました。各家庭から応援のために学校に行ってよいのは2名までというものでした。
この学校からのお便りを読んだ義父母は、私たち夫婦に「行ってらっしゃい」と笑顔で言ってくれました。
本当なら行きたくてたまらない運動会を我慢しなければならない気持ちは辛かったと思います。
娘が夕飯の席で運動会の練習の話をするたび、私は気まずくて複雑な気持ちでした。
義父母はそんな私に対して気まずい雰囲気にならないように会話してくれました。
本当は行きたくてたまらなかった運動会に快く行かせてくれて、ありがとうございましたと言いたいです。

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