いつも楽しかったよ、ありがとう。

ひぃおばあちゃんへ

いなくなって何年たったんだろう。
身内で初めて亡くなったのがひぃばあちゃんで。
死んじゃうってこういうことかと思った。

折り紙を一緒にした日も。
お正月を迎えても。
もう会えない。

ないものねだりをしない、あるものにちゃんと感謝できる人だった。
小さくて可愛らしくて。

ひぃばあちゃんがくれるお菓子は懐かしいやつばっかりで、自分で買う気にはならないのに、もらったら嬉しかった。

ロールケーキをあげたら、こんな柔らかいものがあるなんてって喜んで、半分一人で食べて、自分でびっくりしてた。

アルバムにはいつも嬉しそうに私を抱っこしてくれてる写真しかない。

大人になって色んな人に会うけど、
おじいちゃんが先にいなくなって歳をとっても
ギリギリまで自立してたし、いつも人のために動いてお金使って、感謝を忘れないおばあちゃんみたいな立派な大人はなかなかいないよ。

時代はどんどん進んで変わっていくけど、
私もひぃばあちゃんみたいな、あるものにちゃんと感謝できる静かな優しさが溢れた人になりたい。

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