- 13 その他のありがとう
- 2019.09.30
知ることでゆとりがもてた
息子の同級生のお母さんへ
私の息子は小学校であったことを何も話さない子でした。先生に褒められて表彰されても、いたずらして叱られても言いません。「今日はどうだった?」ときいても「うん、楽しかった!」というばかりです。
学校が楽しくないから話してくれないのかと心配になったこともありますが、どうもそうではなさそうです。家に帰ったら気持ちがすっかり切り替わるようなので、おやつを食べたり家のおもちゃで遊ぶことに興味がいっぱいで、今日一日の出来事をふりかえる時間がもったいないという感じでした。それ以上無理には質問しませんでしたが、本当は学校でどんな過ごし方をしているのかすごく気になっていました。
そんな時、近所に住む息子のクラスメイトの女の子のお母さんから「今日、学校でこんなことあったそうだね……」とメールがきました。その女の子は息子と逆で、帰宅したら学校であった出来事のほとんどをずっとお母さんにしゃべり続けるタイプだそうです。
うちの子はまったく話さないからわからないと伝えたところ、娘さんから聞いた話の中から息子に関係することがあればときどき私に教えてくれるようになりました。
息子がクラス全員から投票を獲得して学級委員になったと聞いたときは嬉しい気持ちになりましたし、またある時には息子がお友達とけんかしてしまったという連絡をもらいドキリとしました。
息子はやはり学校であったことを言いません。私も知っているということは絶対に言わないようにしました。
でも、息子が帰宅後になんとなく甘えてきたりすることの理由がわかることで、ゆとりと思いやりをもって息子に接することができたと思います。
忙しい日々のなか時間を割いて息子の様子を知らせてくれた同級生のお母さんに「ありがとう」と言いたいです。
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