ぶっきらぼうだけど優しい男子

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小学校時代の先輩お二人へ

私が腕を骨折した時の思い出です。
小学3年生の時に友達と鬼ごっこをしていて、地面の段差に気づかず転倒して左腕を骨折しました。

着替えもお風呂も大変で、登下校も苦労しました。荷物を右腕だけでは持ちきれず、結局母親に荷物を持ってもらって通っていました。

ある朝、私が学校に到着すると昇降口付近で高学年の男子2人組が先生に叱られていました。「登校後は廊下で走りまわったりせず、静かに教室でまってなさい!」というようなことを言われていました。

先生が行ってしまうと男子二人は顔を見合わせ、ベーっと舌を出して笑っていました。教室にはまだ戻らないぞというやんちゃな表情で、またウロウロし始めたのです。私は「あんな不真面目な男子にからまれたら嫌だ」と思いそっと通りすぎようとしたのですが、二人は私を見つけるとすぐに近づいてきました。

骨折をからかわれるのかとビクビクしていたら、二人は私の母にサッと手を伸ばして「教室まで運ぶよ」と私の荷物を受け取って歩き出したのです。

それから毎朝、二人は昇降口でまっていました。
「俺たちは教室で大人しくしてるのが嫌なんだ」と言っていました。
周囲の大人からしたら困ったやんちゃ坊主二人組だったようですが、私にとっては「ありがとう!」を伝えたいお兄さんたちでした。

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