感謝も我慢もしたりされたりの日々

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夫の両親へ

私は夫の両親と同居しています。そしてお互いにかなり我慢をしています。
食べ物も嫁の私は甘口が好きで、姑は超がつくほど辛口好きです。どちらかが「美味しい!」と感じるものは、どちらかは「おえ~」と感じるものにならざるを得ません。お互いに料理の時は暗黙の了解で甘口でも辛口でもない味付けをするようになりました。そして食事の時に個別の取り皿にとってから、嫌味にならないよう気をつかいつつそっと調味料で調整するのです。

休日の過ごし方の希望も正反対です。私と夫はキャンプや川下りなどが好きですが、姑は我が家に義姉家族や義弟家族を呼んで私たち夫婦も含めた全員で一緒にテレビを観たりおやつを食べたりしてのんびりかつベッタリしたいのです。他にも家事・お金の使い道等あらゆる面で考え方が真逆です。

さらにどちらも不道徳ないじわる等は一切しません。あくまで好みの問題であり、どちらの考え方も正しいし好きにしてよい案件ばかりです。だからこそ、自分達が折れるのも義父母に折れてもらうのもなんだか苦しいのです。

そんな日々を送る数年前の敬老の日のことでした。
姑が「これからは敬老の日は老人である私たちがあなたたちをレストランに招待する!同居してくれているからこそ、私たちは安心して老人になれるのだから」と宣言してくれたのです。

感謝したりされたり、我慢したりされたり、正直に言えば同居は窮屈です。
でも、やっぱり、こんなふうに敬老の日を過ごさせてくれる義父母にありがとうを言いたいです。

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