茶色いお弁当

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お母さん、いつもお弁当を作ってくれてありがとう。

中学生と高校生の間の6年間、お母さんが作ってくれたお弁当を毎日食べていたね。晴れの日も雨の日も、お母さんの体調が良くない時も、どんな時でもお弁当を作って持たせては見送ってくれてありがとう。

お母さんも働きに出ていたから、いつもお弁当は冷凍食品が多くて茶色いお弁当だったね。当時の私はそれが何だか恥ずかしくて、同級生の持っていた凝ったお弁当が羨ましくて、ありがとうなんて伝えれなかった。

けれど大学生になって自分のお弁当とお母さんのお弁当を作るようになって、毎日どんな日もお弁当を作ることの大変さがようやく分かった。

お母さんは私の体調が良くない日は「無理しなくていいよ、今日はパンにしよう」と声をかけてくれるけど、私はお母さんの体調が良くない日も当たり前にお弁当を持って行ったね。それでもお母さんは文句一つ言わずにお弁当を持たせてくれた。しんどい時だって私に小言一つ言わず淡々とお弁当を作っていた。

遅すぎるけど、お母さんの有難さと優しさが分かったよ。心から「ずっとお弁当を作ってくれてありがとう」って伝えたとき笑いながら「当たり前だよ」と返したお母さん。「ごめんね、伝えるのが遅くなって」と言った時、「今、言ってくれたじゃない」と返してくれたお母さん。

今までお弁当を作ってくれてありがとう、私の遅すぎる感謝の言葉を受け取ってくれてありがとう、次は私がお母さんのお弁当を作るね。

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