- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2019.07.03
「気遣い」を教えてくれてありがとう
優しい友達へ
「本当の友達って、気をつかわないからいいよね。」
ひと昔前、そんな風に友人達とファミレスで何時間もお茶をしながらくだらない話をよくしていたものです。
あれから10年以上が過ぎ、それぞれが別の道を歩き、結婚したり離婚したり、独身だったり、子供が生まれたり、また我が家みたいに子宝に恵まれなかったり。状況はさまざまです。
昔のように頻繁に会うことはなくなってしまったけれど、何かの折にはみんなで集まってランチしたりできる、昔からの友人達がいることは本当にありがたいことだと思います。
でも、一時期は少し苦痛な時もありました。
それはやはりみんなで集まると、どうしても子供の話が中心となるからです。
不妊治療をしたけど、授かることの出来なかった身としては、延々に子供の話をされるのが少し辛いです。
どうしても「そうなんだ」「へえ~」というリアクションしかとることができません。
友人達の子供には興味があるし、成長を聞くのは楽しいけれど、久しぶりに集まったのにずっとその話では、私は今日なんのためにここにいるのだろうと思ってしまいます。
そんな私の様子に気付いた友達がいました。
彼女は上手に話題を私に振ってくれ、「ところでアカリは最近仕事の方はどう?」とか「休日はどんなことしてるの?」「最近どこかに旅行とか行った?」など、私が参加できる話を切り出してくれます。
子供のいない私にとって、それがどんなに嬉しいことか。
それと同じように、私自身も気を付けなければと思ったのは、独身の友人を交えての集まりの時に、家庭の話ばかりしていることです。
旦那や義理家族のグチなどをずっと話していると、独身の友人は、かつての私のように、 「へえ~」「そうなんだ」という相づちしか打っていないことに気がつきました。
私自身もいつの間にか友人に寂しい思いをさせていたことに反省しました。
昔は何でも気を遣わずに話せるのが本当の友達って思っていました。
でもこうしていい年齢になり、お互いの状況もさまざまで、たまに会った懐かしい友人達が自分のことを気にしないで延々と話し続けていたら、やはりそれは寂しいものだと思います。
時々会う中だからこそ、お互いほんの少し気を遣いあいながら会話をしていくのも、付き合いを長く続けるコツなんじゃないかと思いました。
それに気付かせてくれた思いやりのある友人がいることに、ただただ感謝です。
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