中学時代の一番辛い時期に支えてくれてありがとう

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幼馴染の同級生の男の子へ

保育園から一緒の同級生の男の子。私と彼は塾が4つくらい一緒で、日々競い合う良い関係でした。彼は、小さい頃から将来の夢がしっかりしており、それに向かって頑張っていました。私はその彼の背中を追っかけるようについていこうとしがみついていました。

小学校まではとても少人数で、ひと学年18〜22人を行ったり来たり。地元の中学校は人数が少ないせいで廃校になってしまったため、5つくらいの学校が統合して、1学年6組で1クラス約35人という、ガラッと変わる雰囲気となり場慣れをするのがとても大変でした。

私は、保育園の頃、給食が食べられず、先生に食べるまで帰らせないと言われたことがあり、それがきっかけなのか、会食恐怖症になりました。人前で緊張をしてしまい、ご飯を食べられることができなくなりました。

小学生の頃は、気持ち悪くなりながらも、慣れた人たちばかりだったので、どうにかこうにか食べられていました。しかし、中学生になった時は、怖くて怖くて、給食の1時間ほど前からひどい吐き気に襲われ、保健室に引きこもるという日々を送ったこともありました。

中学行事の中に、音楽会に向けた合唱の練習を給食前にすることがあったのですが、気持ち悪い中口を開けて歌うというストレスで、ほとんど参加できませんでした。気分転換になる時間は、給食が終わった午後からの授業、車の中や家に帰った後、保健室に行くという許しが出てなら保健室に行く時です。

保健室に申し訳なさそうにトボトボと歩いていく私。だいたい休み時間が多かったため、廊下には複数の人がいました。移動授業の関係か、なぜか廊下にはその彼がよくいました。大丈夫?とか、どうしたの?とかいう声かけではなく、もっともっと彼らしいひょうきんな気分を晴らしてくれる声かけをいつもしてくれ、とても心が落ち着いていました。

理解してくれていない人からすれば、サボっている、変な人などと思われていたかもしれません。その苦痛感がある中、彼がいつも笑って声をかけてくれることは、3年間とても励みになりました。

高校に入ってからは、給食ではなく、お弁当だったため、慣れた味を自分の好きな時間に好きな場所で食べられることにより、症状は落ち着いていました。

恥ずかしながら、結婚をしたらケーキを頬張るのはどうしよう?挨拶で彼氏の家に行ってご飯を食べる時はどうしよう?など考えることもありました。今は、そのような不安もなく、友達や初対面に近い方とも大好きな食事を取れるようになりとても楽しいです。

本当に救ってくれてありがとう。

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