おもしろいね

かんちゃんへ

いとこの息子のかんちゃん。
4歳になったんですね。

怖い大人の代表格の私に「げんき？」と右手を上げながら挨拶してくるようになりました。
大事なお菓子を私に取り上げられて「あくま！　こわい！　こわい！」と大泣きするくせに、電車のチラシをあげるところりとだまされるところは性根の良さを思わせます。

実の母親よりも叔母が好きで、実の母親が苦手なかんちゃん。
実の母親が眉根を寄せていら立っているときに、私の後ろに逃げ込んでくるかんちゃん。
その必死な逃げっぷりに、思わず笑顔になってしまいます。

物事の良し悪しに敏感なあなたは、怖いものが大嫌いですね。
表面上は良い人でも、あなたが怖がったら危ないサイン。
私は過去に何回かあなたのおかげで、悪いことが回避できました。
ありがとう。

でも、一番悪い人の私になつくようじゃまだまだじゃない？　と貴方に聞いたことがありましたね。
その時に「ひとちゃん、わるくない」とポツンとひとこと言ってくれました。
その時にはなんとも思いませんでしたが周りの大人が、私のことを悪者扱いするときに「ひとちゃん、わるくない」と言葉少なに言ってくれてありがとう。
本当にとても嬉しかったです。

あなたが、笑顔でいてくれるのがとてもうれしいです。
どうぞ、これからもいい子でいてくださいね。

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