おにぎりありがとうございます

上司へ

仕事が忙しくなった時に、いつも上司がおにぎりを作ってくれて持参してくれます。そのことは、私が就職した時から続いている事でした。いつもですか？と先輩に聞くと、その上司はずっと続けているとの事。

その上司のことは、はっきりいうと最初はとても嫌いでした。バシバシ叱られるし、泣いた事もあります。そのため、ちょっと苦手な上司だったのです。

ところが就職をして、３ヶ月目にそのおにぎりを食べることができました。上司が作ってくるのは、爆弾みたいに大きなおにぎりです。こんなに食べることができないと笑っていると、いつのまにか食べてしまっている自分がいました。

鮭、梅干、明太子、昆布等たくさんの具材がその中に入っています。それは10個ぐらい作ってくるのです。奥さんが作っているのではなく自分が作っていると話をしていました。その話をするときは、笑顔なんですね。

いつも、大きな美味しいおにぎりをありがとうございました。上司が定年退職をして、その後は懐かしく思っています。

いつかまた食べたいです。会えることがあるのかな。元気でいてくださいね。

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