たあ叔母さん、たくさんのプレゼントをありがとう

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たあ叔母さんへ

忙しい母に代わって、小さな時から私はたあ叔母さんに面倒をみてもらいました。だから、たあ叔母さんのことは、もう一人のお母さんのように感じています。たあ叔母さんからは数限りないたくさんのプレゼントをもらいました。

たあ叔母さんは年をとり、だんだんと動けなくなり、施設に入りたいと自分から言い出しました。私は、自分の生活の慌ただしさから、在宅介護はとても無理だと思い、たあ叔母さんが自らそう申し出てくれたのをいいことにして、それに乗っかってしまったのです。そして、施設行きに賛成してしまったのでした。

私は、今でもそのことをとても後悔しています。たあ叔母さんを施設に見送ったその瞬間から、罪悪感で心が痛み始めました。それでも、そんな罪悪感を抱えたまま私がやったことといえば、たあ叔母さんを施設に訪ねることだけでした。そんな私を、たあ叔母さんは、いつもにこにこと迎えてくれたのです。

何年か後に、たあ叔母さんは体調を崩し、入院してしまいました。時を同じくして、私は自分の仕事に行き詰まり、精神的にかなりまいっていました。でも、仕事をやめる決心がなかなかつかず、にっちもさっちもいかなくなっていた時でした。

そのような状況の中、たあ叔母さんは、入院が長引いたせいで、それまで居た施設に戻れなくなってしまったのです。そして私に転機が訪れました。私は、たあ叔母さんを自宅で介護しようと思ったのです。そのお蔭で私は仕事をやめる決心がつきました。それだけではありません。叔母さんが施設に行って以来、ずっと良心の呵責で苛まれてきた私でしたが、たあ叔母さんの介護させてもらうことで、少しでも償いができるのではないかと感じたのです。

本当に有難かったです。これは、たあ叔母さんから私への最高のプレゼントだったと思っています。私はそれまでにない心の平和を得ることができました。私は救われました。

そして、たあ叔母さんが静かに息を引き取る瞬間に私は立ち会うことができました。たあ叔母さん、何から何まで本当にありがとうございます。感謝の気持ちでいっぱいです。

たあ叔母さんは苦労ばかりの人生でした。今度生まれ変わる時は、どうか苦労のない、楽な人生を選んでくださいね。

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