気遣いをしてくれた先生に感謝の気持ちです。

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やさしかった先生へ

小学3年生の時に学年の途中で転入をした私は、完全によそから来た子供でした。言葉も違いますし、持ち物も絵の具の道具やかばんなど何から何まで違うので、転校生そのものでした。

始めの頃は自分の席の机の前で泣いていました。周りの同級生もだんだんと話しかけてくれるようになったのですが、自分自身が悲しくてしょうがなかったのです。

そんなときに、担任の女性の先生が私に声を掛けてくれました。みんながいるときには、ほかの子供たちと同じように扱っているのですが、放課後に私の話を聞いてくれたのです。

今思えば、ひいきされていると思われないように、細やかな配慮をして下さったのだとわかります。そのときはわからないで一生懸命に先生にお話をするだけだったのが後悔しています。

先生はいつも身なりをきちんとしていて、いい香りがしました。そして、優しいほほ笑みで話を聞いてくれたのです。私もだんだんと引っ越してきたこの土地を好きになってきました。気持ちをほぐしてくれた先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

また、あるとき「ひさこさんは、字を書くのが得意ではなかったけれど、一生懸命練習して少しずつ上手くなりました。そのがんばりに拍手をしましょう。」とほめてくれたのです。クラスで身を小さく縮めていた私に、自信を持たせようとして下さったのです。

私にとってはつらい転校でしたが、先生のおかげでクラスに溶け込むことができました。本当にどうもありがとうございました。

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