父へ感謝

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私が小学生の高学年だったとき、自宅で、私達と小さな弟と妹を残して母はいきなり天国へ旅立ってしまいました。

何が起きたのかもわからなかった私達の横で、必死に救命措置をとっていた父。
救急車が母を病院まで乗せていったけど、その後亡くなってしまったことがわかったとき、父は顔がはれてしまうくらい泣いていました。
何日も何日も一か月たっても父は笑うことを思い出すことはなく、子供から見ていても気の毒なほどやつれていってしまいました。

それから、どれくらい経ったでしょう。
子供たちは学校で忙しくなり、父もいつまでもふさぎこんでいる場合ではないと、懸命に子供のために仕事をしたり世話をして目まぐるしいほど動き回っていました。

子供が独立しても仕事で頑張る父。
やがて子供たちは結婚し孫を相手にたくさんの笑顔を振りまいていました。

父は、再婚をすることもなくこれまで子供たちのために働いて来てくれました。
これからは、父のために兄弟が全力で支えて行ってあげたいと思っています。
少しでも、父との多くの時間を大切にして過ごしていけたらと思いながら、父に感謝をし続けていきたいと思っています。

ありがとうお父さん。
病気やケガなどに気を付けて、野菜もたくさん摂って健康に生活してください。
まだまだ第二の人生を思い切り楽しんでください。

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