本当にありがとうございました

元彼

今となってはもうすでにお別れしてしまいましたので、もうご縁がなくなってしまいましたが、お付き合いしていた当時、彼はいつもわたしのことを心配してくれていました。

進学から就職、そして失業して転職するまでいつもそばで暖かく見守ってくれているだけでなく、的確なアドバイスをくれ、しかも落ち込んでしまったときにも元気づけてくれました。

ときには親のように叱ってくれることもあり、ときにはお兄ちゃんのようにそばで黙って支えてくれる、さらには、はしゃいで楽しんでいるときにはまるで子供のように、本当にさまざまな表情を魅せてくれる人間味に溢れた魅力的な人でした。

そのまま一緒にいたらきっと結婚して幸せな夫婦となり、家族になれたに違いないと思います。そんなふうにいつも私のことだけを見てくれていた人ではありましたが、あまりにも優しすぎるその人柄に若かった私は少し不満というかつまらなさを感じてしまい、別れを申し入れてしまいました。

彼は泣く泣く受け入れてくれまいたが、今となっては彼と一緒になって結婚していれば、きっと幸せになれたのだろうなという思いがします。あの頃は、迷惑ばかりかけて、独りよがりだった向こう見ずな私を支えてくれてどうもありがとうございました。

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