- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2018.08.29
ありがとう
ひろしさんへ
出会ったのは20数年前。当時私もあなたも独身でしたね。
私が最初にサークルに参加した時、丁寧だけれどちょっと慇懃な対応が、最初鼻についたけれど、次第に打ち解けてくるとそれがなくなっていったのが私には印象的でした。私が話しかけるとあなたはいつもビックリしたような、ドキドキしているような、そしてそれを一生懸命隠しているような様子で、それが私には凄く分かりやすくって。あなたは私よりも1歳年上なのにそういう態度を見る度に可愛いなあと思っていたのは今の今までずっと秘密でした。
私が何か落ち込んだりする態度を見せると、いつもあなたは、皆に気が付かれないように私にフォローを入れてくれましたね。本当に嬉しかったです。そしていつの間にかあなたが好きになっていました。
私はとても恥ずかしがり屋だったので結局この気持ちをあなたに伝える事はなく、いつかあなたが気が付いてくれるかなとずっと待っていました。でも結局ダメでした、あなたは他の人を人生の伴侶として迎えてしまいました。でも当たり前ですよね、私が伝えなかったんですから。今思えば言えばよかったと、自分の臆病さに笑っちゃいますが、当時の私は友達としてだけでも良いからずっとあなたと繋がっていたかったんです。
沢山の月日が経って「時間薬」が私の心をすっかり直してくれた今だからこそ、あなたに伝えたい気持ちがあります。
本当にありがとう。
あの時、いつも私を慰めてくれて、支えてくれてありがとう。あなたの気持ちに何度助けられたでしょう。
あなたとこれからも友達として一生近くに居させてください。私ももう家庭を持ち、愛する子供もいて、もうあなたを好きといえる立場に居ませんし子供の幸せが私には今は第一ですが、これからも素敵な友達で居られたらと思います。
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