後悔ばかりの感謝

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お父さんへ

お父さん、79年間もの長い人生、お疲れ様でした。
やっと苦しみから解放されて、今頃は天国でばあちゃんにも会えたかな。
8月7日の夜に、もう一日ももたないでしょうと言われた時は、とうとう来てしまったんだな、と覚悟をしていたつもりだったけれど。
8日早朝5時50分、天国に旅立って行ってしまったね。

思えば私はお父さんに酷い事ばかりを言ったり、言う事聞かなかったり、心配かけたりと、とても親不孝な娘でした。
入院してからも殆どお見舞いにも行かなかったし、本当に娘とは思えない酷い人間でした。
ごめんね、ごめんね、ごめんね。

お父さんが死の直面に立った時、初めて私は分かったんだと思う。
お父さんの優しさ。
お父さんの気配り。
お父さんの私への愛情。
何故、生きている間に気付けなかったんだろう。

お父さんは私の事をいつも心配してくれて、可愛がってくれて、大事に大事にしてくれていた。
厳しい言葉も全て優しさからだった。
気付くのが遅すぎた。

今では後悔ばかりが心を支配します。
お父さん、本当にありがとう。
今まで本当にありがとう。
感謝してもしきれないくらい、ありがとう。
生きてる間に言いたかった。

もし、言葉が天国へ届くのなら、神様、この言葉を天国にいるお父さんに届けて下さい。
一言でいいんです。

「ありがとう」

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