親になって親の愛の深さを知りました。

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いつも元気なお母さんへ

中学の頃、荒れていた私にあなたは「私はあなたを育てる義務がある。」と掴み合いの喧嘩の最中に言われたとき、私は母に愛されていないとずっと考えていました。

私の中での母親像は子どもを全身で受け止め、褒めてくれたり頭をなでてくれたりしてくれる存在だとずっと考えていたので、その時は深い海の底へ引きずり込まれたような悲しみと絶望感を抱きました。

でも、私に子が授かったときは全身で喜んで涙してくれました。それから産みの苦しみの時もずっと支えてくれました。もともとスキンシップの苦手なあなたが、痛い痛いと叫ぶ大人の私を優しく励ましてくれ、産まれたときは顔をくしゃくしゃにして涙を流してくれました。

そして私の子が徐々に大きくなるにつれ、だんだん反抗してくるようになりついきつく叱ったり時には手を出すこともありますが、この時初めて知りました。「私にはあなたを育てる義務がある。」という言葉の重みを。

愛があるからこそ義務がある。愛しているからこそ諭す。あの時わからずひどい言葉を母親に投げてしまったことを後悔しました。

お母さん、気づかせてくれてありがとう。そして最上の愛をありがとう。

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