進路決断の幅を広げてくれてありがとう

物理の先生へ

私は将来なりたい職業があっても、その職業になるまでの過程で飽きるかもしれない……と思ってしまい、大学進学においても、高校3年生だった当時はなかなか進みたい学部学科の決断ができないでいました。

友人は看護師になりたいから医療系の大学へ進学するし、また別の友人は言語の勉強をしたいから文学部への進学を決めたりしていたりして、将来の自分がしっかり見えているようでした。そうでない自分に対して焦りや不安を感じる日々が続いていました。

そんな時に、私を見かねた先生が提案してくれた大学がいくつかありました。その中で、気になる大学が1つあり、公式HPを調べました。すると、校舎の外観がとても可愛くて、公式HPを見た瞬間に惹かれた記憶を、今でも鮮明に思い出すことができます。

そして別の日ですが、先生は「その大学や学部に進学するからと言って、将来絶対に大学での学びを活かせる職業に就かないといけないわけではないし、大学選びはもっと自由で良い。動機はなんだって良い。その大学に会いたい先生がいるとか、立地が良いとか。」とも言ってくれました。

自由で良いんだ！と思った私は、校舎に惹かれたからという理由で、先生が提案してくれた大学への受験を決めたのです。結果、合格して4年間可愛らしい校舎で学ぶことができました。
卒業後は、大学で学んだ内容とは異なる分野の会社に就職しましたが、先生の言うとおりだったと思っています。

私に決断の幅を広げてくれた先生、感謝しています。ありがとう。

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