私を選んでくれて、ありがとう。

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Aくんへ

私は、学校で勤務しています。とはいえ、図書室にいる「先生(子どもにとっては)」なので、しっかりとした給料ももらえてないし、子どもたちとの接触も、限られます。

昨日は始業式。9月ショックという言葉もあるように、2学期はいろんな意味でナイーブになります。子どもたちが心配です。1学期と変わりなく元気か、笑顔はたくさん見られるか。

学校内に、担任の先生以外に相談できる先生を自分で選ぶ「マイサポーター」という制度があります。自分が困っているとき、悩んでいるとき、担任の先生には話しづらいとき、その先生に味方になってほしいと、子どもから先生を選びます。

今日、Aくんがおずおずと図書室に入ってきて、「先生、マイサポーターになってほしいんだけど」と言いました。

私は「図書室の先生」であり、子どもと関わることはそんなに多くありません。マイサポーターに選んでよいのは、正規職員または講師の先生です。そんな中、私を選んでくれたAくんに、とてもうれしく、そして、「何があっても味方だよ」と伝えました。

私を一人の人間として認めてもらえたように感じました。

Aくん、ありがとう。
これからも味方だよ。
もちろん、ほかの子どもたちもみんな、困ったときは私が話しを聞くからね。

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