よく話してくれました！

ゆりへ

感情の起伏が激しく怒ると正直手が付けられない私の妹。
いつも私はあなたのその日の機嫌をうかがいながら過ごしていました。

今日は、どうかな？と話しかけ、言葉の機微を読み取り、機嫌が下降しているときはなるべく刺激しないように過ごしていました。
と言っても、結構短気な私たち。かなり激しい喧嘩をたまにしたね。

暴れるあなたを体格の関係で押さえつけることは、まあまあ簡単だったけれど、小柄なあなたは、たまにびっくりするくらい力が強い時があったね。
あれは、本当に大変だったけれども今では良い思い出かな、と思います。

なかなか扱いにくいあなたですが、自分の扱い辛さとか面倒くささ、どうして自分はこうなんだろうと悩んでいるのを知っています。
不器用だから、誰にも、それこそ家族にもなかなか自分の悩みを打ち明けられないのも、知っています。

でも、最近やっと少しずつだけれど話してくれるようになったね。
今まで辛いこととか、我慢していたこととかの説明をしようとするときに言葉がうまく出てこなかったあなたは上手にできていなかったけれど、ようやく少しずつ話してくれるようになったね。

姉ちゃんである私は、それがとても嬉しいです。
お母さんよりも早く、私に話してくれたのも、信用してくれているのかな？ととても誇らしくて嬉しい。
思えば、昔から困ったときの相談もなぜか一番に私にしてくれたね。

頼りない姉だけれど、頼ってくれてありがとう。
自分が思うよりも、あなたはずっと良い子です。
私の妹として、生まれてきてくれてありがとう。
これからもよろしくね。

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