あなたの元気で私は頑張れた

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大学時代の友人へ

私は、大学時代、一人暮らしをしている時に、阪神淡路大震災に遭いました。震源地に近かった方々は、大変な体験をされ、今なお、大変な思いをされている事と思います。

私は、震源地からは距離があったものの、マンションの7階に住んでおり、震度5強を経験しました。当時は、まだ寝ていて地震で起きた時のワンルームの部屋は、グチャグチャでした。家具は倒れ、食器は割れて散乱していました。

電話が繋がらない中、親や友人が連絡をし続けてくれました。その事にも、勇気付けられ、感謝していましたが、私の家に近い友達が、私が一人だからと自転車で様子を見にきてくれました。

部屋を見るなり、うわ、片付け大変だー!頑張れ!ちょっと帰るわー。と言って帰ってしまったので、こんなグチャグチャの部屋の片付け嫌よね、と思っていたら、家に帰って、軍手やゴミ袋などの掃除のできるものを取りに帰ってくれていて、彼女のお母さんが作ってくれたおにぎりも持ってきてくれていて、一緒に食べて、掃除を一緒にしてくれました。

初めての体験にどこから始めたらいいものか、気持ちをどう立て直したらいいものか、途方に暮れていた時に、彼女が来てくれ、冗談やボケたりしてくれ、元気づけてくれました。側にいてくれ、気持ちの立て直し方まで手伝ってくれた、彼女に感謝しています。そして、彼女のお母さんや、ずっと連絡を取り続けてくれた親や友達にも感謝しています。

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