誘ってくれてありがとう

ママ友へ

2歳の子供を連れて子育て支援センターに通っているうちに、だんだんと顔見知りのお母さんたちが増えてきました。

そんな中でも「すごく気が合うな」と感じる方がいました。なんとなく発した会話がとてもスムーズにつながっていく相手なのです。好みや価値観が似ているのだと感じました。

そのうちに、会えば自然と一緒にいるようになりました。連絡先を教えてもらい、情報交換したり家事や育児で失敗したことを報告しあったりして交流を深めました。

それでいて「支援センターに行く時は日時を合わせて絶対に一緒に行こうね」などとはお互いに言いったりしませんでした。小さい子供がいれば自分のペースで行動する方が楽です。べったり何もかも一緒だと疲れてしまいますから、この距離感がとても心地よかったのです。

ある日、その方から地元の小さな遊園地に行きませんかと誘ってもらいました。優待券をたくさんもらったからとのことでした。すごく嬉しかったです。

実は私は支援センター以外の場所で会おうと誘うことをためらっていたのです。なぜならよく雑誌やネットで「ママ友とは程よい距離を保っていないと怖い目に合う」というような記事を目にしていたからです。

そのことを打ちあけると、その方も「私もママ友なんて面倒だと思っていたけど、あなたならきっと大丈夫だと思って、勇気をだして誘ってみた」と言ってくれました。

それからは一緒に楽しい時間を過ごすことが増えました。都合が合わない時にはお互いに遠慮なく断る間柄です。仲良くなることをためらっていた私をおもいきって誘ってくれて、本当にありがとう。

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