いつでも味方になってくれてありがとう

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今は亡きおばあちゃんへ

祖母は104歳でこの世を去りました。
亡くなる3か月前まで歩いて、庭掃除して、テレビを見て元気に過ごしていました。
そんな元気だった祖母は私が生まれてすぐから、共働きの両親に代わって私と妹のお世話をしてくれていました。

ですが、四六時中一緒ですし、祖母も元気すぎて色々言いたくなるのでしょう、小、中、高校時代、私達はしょっちゅう喧嘩をしていました。
このお菓子をだれが食べた、私じゃない。
ここに物があると邪魔だ、私が置いたんじゃない。
本当に、くだらなくて些細なことです。
ですから、私はずっと、祖母と口をきくときはぶっきらぼうでした。

そして、大学入学を機に私は実家を離れました。
程良い距離が出来たからか、実家に帰っても祖母とは喧嘩をしなくなりました。
庭の花がきれいだね、そうだね。
日光に行ってみたいね、今度行こう。
こんな感じで、やっと穏やかに話せるようになりました。

私が留学していた時は「あの子は外国で一人で頑張っている。」
と、友人達に話していたようです。
また、私が結婚する時も、外国人の主人に周りは大反対でした。
ですが、祖母だけは「あなたが選んだ人だから、間違いないよ。」
と言って、祝福してくれました。

そんな祖母の言葉に、なんだか恥ずかしくて「ありがとう。」と、言えなかった私です。
今は祖母は天国、この場を借りてはっきりと感謝の気持ちを伝えたいです。
おばあちゃん、喧嘩ばかりしてごめんね。
いつも味方になってくれていた事、凄くうれしかったよ。
どうもありがとう。

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