- 09 友人・同僚へのありがとう
- 2018.10.05
厳しい言葉もありがとう
高校時代の友人へ
「ありがとう」という言葉はどんな場面で言う言葉でしょうか?人から何かをプレゼントしてもらった時、自分のしてほしかった事を相手がしてくれた時…。
真っ先に思い浮かぶのはこのような場面だと思いますが、私が高校時代の友人に伝えたい「ありがとう」はそのような場面とは少し違うかもしれません。
彼女と出会ったのは高校一年生の時、同じクラスになったのがきっかけで、仲良くなるには時間はかかりませんでした。
私が通っていた中学校はよくある女子グループの派閥、いじめや非行に走る同級生もいて、先生たちは見ないふり、いわゆる“荒れてる”学校でした。
そんな中学を卒業して進学した高校は、中学時代とうってかわって平和そのものでした。授業が早く終わる日にはクラス全員で遊びに行こうという話になるほど、人間関係も良好でした。
中学時代との差に、私は幸せだったものの、徐々に退屈さも感じるようになりました。
「今日も暇」がいつしか私の口癖になっていました。眠いと同じくらいよく言っていたと思います。
そして、その日もいつものように何人かの前でその口癖を出していました。
すると、一番仲の良かった彼女と二人きりになってから、「あの口癖、まわりは気分悪くなるよ」と忠告してくれました。私はまわりの友達がどう思うかなんて全く考えていなかったので、言われて初めて気づきました。
その一言で私の口癖はぴたっとなくなりました。
みんながいる前では言わず、二人になってから言ってくれた事、そんな言いにくい事をはっきりと、でも聞き入れやすいように言ってくれた事。彼女の器の大きさに感謝してもしきれません。
それから10年以上経ち大人になった今も、自分に苦言を呈してくれた人は大切にしようと思っています。
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