ありあまる愛をありがとう

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ばあちゃんへ

私が生まれてから、母よりも私のことを愛してくれてありがとう。
一緒には暮らしていなくても、いつもいつも私のことを気にかけていてくれてありがとう。

母とはそりが合わなかったけど、ばあちゃんはいつも私の味方でいてくれました。
思春期の時も、母と喧嘩したら、いつも私の話を聞いてくれて、決して私を否定することはありませんでした。
常に私の気持ちに寄り添っていてくれました。

あまり裕福ではなかったけれど、私が遊びに行くといつもお菓子を用意していてくれました。
結婚するときは、両親より先にばあちゃんに彼を紹介して、反対する両親を説得してくれたのもばあちゃんでした。

子どもが生まれてからも、毎日バスに乗ってお風呂に入れにきてくれました。
私のことや孫たちのことを本当に大事にしてくれてありがとう。

ばあちゃんは年を取って、少しずつ認知症の症状が出てきたけど、それでもいつもいつも私たちのことを思ってくれてありがとう。
最後まで自分の家で暮らしたいというのに、先週から施設に住むことになって、泣いていたばあちゃんのこと、どうすることもできなくてごめんなさい。

私はばあちゃんから、施してもらうばかりで、何もしてあげることができません。
なるべく子供達も連れて会いに行くから、それで許してください。

ばあちゃんが死んでしまったら、私はどうしていいかわかりません。
何とか、いつまでも記憶を失わずに、一日でも長く生きてください。

また会いに行きます。
ばあちゃん、たくさんの愛をありがとう。
私も少しでもばあちゃんを喜ばせたいです。

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