出会えたことに感謝

保育園の子どもたちへ

私は現在、保育士として働いています。
もともとは事務の仕事をしていましたが、何か専門的な仕事がしたいと思って、働きながら資格を取り、保育士になりました。気づけばもう4年になります。

なぜ保育士になったのか…。最初は「何か資格を取ったら？」という母親の一言がきっかけでしたが、「私に何ができるんだろう」と考えていた時、普段知らず知らずのうちに幼い子どもたちに目が行き、その言動を見て微笑んでいる自分に気づきました。「本当にかわいいなぁ」って。少し怖いですが（笑）

それでまずは資格を取ろうと思って勉強を始め、何とか3年かけて保育士資格を取りました。

最初は保育業界に飛び込むのが少し怖くて、というのも女性の職場だから、人間関係をうまくやっていけるかなぁと心配だったんです。それで派遣から始めることにしました。ちょうど自分の出身園で募集があったので、そこに行くことにしました。

0歳児の補助に入りましたが、本当にかわいい。かわいくて、かわいくて仕方がありませんでした。乳児さんたちの基本的な関わり方は先輩から学びましたが、自分の中からあふれ出てくる母性を止められず（笑）、違う園で正社員として働き始めることにしました。

その園で現在3年が過ぎ、0歳児クラスから見ている子どもたちが2歳児クラスになりました。その子たちが3歳の誕生日を迎えるたびに、これまでの成長を振り返って感慨深くなります。

保護者の方々とも、真剣にお子さんの子育てについてお話させていただいたり、日々悩むことも多いですが、子どもたちの屈託のない笑顔、そして疲れ果ててぐっすり眠るかわいい寝顔を見ると、保育士という仕事を選んでよかったと思えるし、彼らと出会えたことに、心から“ありがとう”という気持ちがこみ上げてきます。

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